目次
□レビュー:
本を貸さない「貸本屋」の主人の問題解決ストーリー。
「貸本屋」の主人である先生は本を貸さず、相談事の解決をしているため「相談屋」として知られている。そんな現状に嘆くのは奉公人である亀さん。今日もマイペースな先生に振り回されつつ、新規顧客獲得のため先生に相談事の解決をさせていく。
のんびりした先生と元気溌剌な亀さんの対象的な二人がよりキャラクターを引き立てています。物語はミステリー色強めですが、ギャグ要素もあり読みやすいです。歴史小説って小難しいでしょと考えているそこのあなた、まずは読んでみてください。
☆作品情報
□作品名:貸さない本屋の相談屋
□作者:メグリくくる さん
□掲載場所:カクヨム
□文字数:約7万字(2021年3月8日時点)
□連載状況:完結済
□タグ:
落語/古典落語 江戸/江戸時代/歴史小説/歴史 日常 ギャグ/コメディ ミステリー/ミステリ/推理 短編/連作短編 カクヨムオンリー 男性向け/女性向け/万人向け
□あらすじ(原作より引用)
江戸、深川にある『貸本屋』があった。
貸本屋とはその名の通り本を貸す商売だ。本が高価な江戸時代では、本を貸すだけで商売になったのだ。
だがこの物語に出てくる『貸本屋』の主人は『愛書家』で、商品の本をなかなか手放そうとせず……。
先生、真面目に働いてくださいっ!
これは働かないが本ばかり読んでいて知識だけは豊富にある『貸本屋』の主人、『先生』と、その奉公人である亀さんの元に寄せられる、ちょっと変わった相談事の話である。
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