ミステリー「郵便屋」~郵便屋としての矜持~

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□レビュー:

 郵便屋藤原優がとある事件に巻き込まれる。

 特定郵便局局長の息子である藤原優は郵政民営化により局長世襲が出来なくなった。それでも彼は郵便屋の道を選択し、契約社員として日々を送る。彼は郵便屋として優秀であり、郵便簿をすべて記憶し、配達組み立ても早く、どんなに郵便物が多い日でもほぼ提示に帰局する。おまけに配達先への対応も完璧である。

 そんな彼がとある少女への配達を行ってから不思議な出来事が起こり始める。やがてそれは彼を苦しめることになり……。

 郵便屋という職業に関して丁寧に描かれ、その働き様に気持ちが入り込みやすくなっています。ミステリー好きの方はもちろん、そうでない方も是非お読みください。

☆作品情報

□作品名:郵便屋

□作者:秦鴻太朗 さん

□掲載場所:カクヨム

□文字数:約8万字(2021年3月8日時点)

□連載状況:連載中

□タグ:郵便屋、郵便局、ハードボイルド

□あらすじ(原作より引用)

山梨の高原を赤い車で走る郵便屋。ある晩秋、彼の配達エリアに東京から一人の少女が移り住む。彼女には目的があった……。

この作品が好きだった方は⇩の「薬屋のひとりごと」という作品もお勧めです。薬師の少女が宮廷で起こる謎を解いていく物語です。是非読んでみてください。

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